西武、21歳左腕の菅井信也が5回2失点デビュー! 緊張のマウンドも池田氏「いい球ありますよ」

◆ 「もう緊張するのは当然ですよ」

西武は6日、敵地でのヤクルト戦に1-3で敗戦。先発の菅井信也は、5回2失点の内容でプロ初黒星を喫した。

6月2日に支配下登録された直後、すぐさま1軍デビューを飾った菅井。注目のマウンドでは、初回から2つの四球でピンチを背負うも、一死一・二塁から村上宗隆を左飛、さらにドミンゴ・サンタナは146キロの直球で見逃し三振に仕留めて無失点に切り抜ける。

その後は2回と3回に1点ずつ失ったものの、4回を三者凡退に抑えると続く5回は長岡秀樹、さらに村上から連続で三振を奪いスコアボードに「0」を並べる。この日はここでお役御免となり、5回103球2失点、3安打・4三振・4四球の内容でデビュー戦を終えた。

その後は味方打線の援護に恵まれず、プロ初勝利とはいかなかった菅井だが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では育成出身のルーキー左腕の投球が話題になった。

初回を見た番組MCの野村弘樹氏、さらには池田親興氏は揃って「もう緊張するのは当然ですよ」と初々しさをフォローしつつ、続けて池田氏は「いい球ありますよね……ビシッと決まった球、アウトコースのスライダーも真っすぐも。もうこれからの登板が非常に楽しみです」と5回の連続三振を称賛した。

菅井は2021年に山形の山本学園高から育成3位で入団後、2年間イースタンで奮闘。3年目の今季は2軍で主に先発として9試合に登板し、1勝2敗、防御率2.57の成績をマーク。また49回を投げて52三振を奪うなど、三振を奪える左腕として猛アピールを続けていた。

今井達也、隅田知一郎をはじめとした若手投手がチームをけん引している西武だが、またしても投手の中から有望株が生えてきつつある。今後の菅井へ、池田氏は最後に「色んなものを吸収して頑張って欲しい」とエールを送って締めくくった。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

© 株式会社シーソーゲーム