「アセロラブリヒラ」をくら寿司で6月7日から販売、近畿大学とニチレイフーズが開発

近畿大学とニチレイフーズが共同開発した「アセロラブリヒラ」が、くら寿司の展開する回転寿司チェーン「くら寿司」全店舗で6月7~30日の期間に数量限定で販売される。価格は280円から(店舗によって異なる)で、期間中でも予定数量に達し次第、販売終了となる。

アセロラブリヒラ

アセロラで「持続する鮮やかな赤身」と「爽やかな味わい」を実現

「ブリヒラ」は、脂の乗りや味が良く成長が早いブリと、肉質が強く品質保持期間が長いヒラマサの性質をあわせ持ったハイブリット種で、寿司や刺身に適している。現在、近畿大学だけで人工種苗を生産している。2021年には、回転寿司として初めて「くら寿司」での販売が行われた。

ニチレイフーズは、アセロラ商品を生産・供給する際に副産物として発生する、アントシアニン系のポリフェノールと天然ビタミンC、ビタミンEが多量に含まれる搾りかすを養殖魚の食味と色の改善に役立てるため、2018年に近畿大学との共同研究を開始している。そこからアセロラ副産物の供給ラインをつなげるとともに、飼料メーカーの協力を受けて、安全性が高く品質が安定する配合飼料の製造体制を構築した。

さらに、養殖生産者と連携してアセロラ副産物を十分に含んだ(通常、餌に添加される量のおよそ10倍量)配合飼料を給餌することによって、アセロラブリヒラの生産体制が整ったことから、今回のくら寿司店舗におけるアセロラブリヒラの販売に至っている。

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