「デススト」小島秀夫監督、“神”との対談動画が公開!『マッドマックス』ジョージ・ミラー監督「我々は、まるでクリエイティブな兄弟」

『マッドマックス:フュリオサ』ロンドンプレミアで再会した小島秀夫監督とジョージ・ミラー監督 - (C) 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.

大ヒットゲーム「DEATH STRANDING」「メタルギア」シリーズなどで知られるゲームクリエイター・小島秀夫監督と、映画『マッドマックス:フュリオサ』(全国公開中)を手掛ける巨匠ジョージ・ミラー監督のインタビュー動画が「ワーナー ブラザース ジャパン」公式YouTubeチャンネルで公開。『フュリオサ』の魅力や制作の裏側について熱く語り合っている。(ネタバレ注意。動画は本編映像や内容のネタバレを多く含みます。映画鑑賞前の方はご了承のうえご覧下さい)

小島監督にとって『マッドマックス』シリーズは、人生が変わったと公言するほど大切な作品。その生みの親であるミラー監督について小島監督は、「僕の“神”」と各所で発言しており、世界的ヒット作を生み出してきた、エネルギー源のひとつでもある。

ミラー監督は、小島監督の最新作「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」に出演しているが、2人が直接対面するのは約7年ぶり。小島監督は少年のように目を輝かせながら、「演出がうますぎる! いつも常に勉強させていただいています。セリフなしで映像で全て見せてくれるというのが、観客と作り手のリズムというか…」とビジュアルで物語る巨匠の演出を絶賛。劇中におけるフュリオサの腕や髪の変化を通じて、彼女の感情や成長を表現していることにも言及し、自身の創作においても「ビジュアルで語ること」を重視し参考にしていると、あらためてミラー監督に敬意を示した。

ミラー監督は、そんな小島監督の言葉に感服の表情を見せながら「左腕と髪を失ったフュリオサの変貌」「ディメンタス将軍の“色”の変化」「個性豊かな改造車が、それぞれのキャラクターや関係性を表している」ことなど、作品に関連する貴重な裏話を披露。小島監督が「今後もずっと映画を作っていただいて、僕に勇気と元気をください」と語りかけると、「あなたにそう言ってもらえて、とても嬉しいです」と目を細め「『DEATH STRANDING』を見て、その成果を目の当たりにしてこう感じました。まるでクリエイティブな兄弟だとね。こんな会話を今後もずっと続けて行きましょう! ありがとう!」とクリエイターとしてこれからもお互いを高め合っていくことを誓いあった。

改造車とキャラクターの関係にも意味がある。『フュリオサ』撮影中のジョージ・ミラー監督

『マッドマックス:フュリオサ』は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)で、絶対的支配者に反旗を翻した義手の戦士フュリオサの過去を描いた作品。世界崩壊から45年。バイカー軍団に連れ去られ、故郷や家族、人生のすべてを奪われた若きフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)が、改造バイクを駆るディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)と、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョー(ラッキー・ヒューム)の争いのなかで復讐の炎を燃やす。(編集部・入倉功一)

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