菊池雄星は“トレード候補” 米メディア選出…好投続ければ「最も切望される存在の1人に」

ブルージェイズ・菊池雄星【写真:ロイター】

低迷するホワイトソックス&ブルージェイズから大砲が選出

シーズンも開幕から2か月が経った。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は、7月末のトレード期限に向けて、トレード候補となりそうな30選手をランキング形式でピックアップ。移籍となればビッグニュースとなりそうな大砲や、日本人左腕の名前が挙げられた。

同記事で1位となっていたのはホワイトソックスのルイス・ロバートJr.外野手だ。26歳で、昨年は自己最多の38本塁打を放つなど、大谷翔平投手と本塁打王を争っていた。今季は開幕直後に離脱したものの、6月に復帰。「健康であれば球界最高の1人だ」と説明されている。

2位には、ホワイトソックスと同じく、地区最下位に低迷するブルージェイズからブラディミール・ゲレーロJr.内野手が選ばれた。「トロントはゲレーロJr.とボー・ビシェットをトレードするつもりはないと明言している」としながらも、「噂や憶測は絶えない。もしブルージェイズが8週間後にまだ勝率5割以下の成績であれば、長期の契約延長を結べずにいる3度のオールスターをトレードで放出するかもしれない」と指摘している。

48本で本塁打王を獲得した2021年程ではないものの、昨年まで3年連続20本塁打以上。今季は6日(同7日)の試合を終えて7本塁打と、少しペースを落としているが、「間違いなくトレード候補に上がるかもしれない最高の選手の1人だ」と変わらない評価をつけた。

同じブルージェイズから22位に入ったのが、菊池雄星投手だ。K/BB(奪三振と与四球の比率)の指標がいいことや、防御率がこれまでのシーズンより改善している部分に触れ、「今シーズンもこれらの改善がさらに続けば、2か月のレンタル先発投手として最も切望される存在の1人になるだろう」と指摘されている。(Full-Count編集部)

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