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ドイツで響け、岩手の歌声-。盛岡市を拠点とする合唱団「盛岡バッハ・カンタータ・フェライン」(茂木容子代表、団員約60人)の36人は8日、ドイツのライプツィヒで開かれるBachfest(バッハ音楽祭)に出演する。招待された団体のみ立つことができる憧れの舞台で、世界中からファンが集う。誠実に音楽と向き合い、半世紀にわたって活動を続けてきた実績と実力が評価された。団員は「聖地」で、最高の合唱を披露するつもりだ。
練習場所の盛岡市館向町の舘坂橋教会に混声4部の重厚なハーモニーが響く。発足当初から指揮する、声楽家の佐々木正利・岩手大名誉教授=同市出身=の情熱的な指示が飛び、繊細な表現が磨かれていく。
音楽祭は7~16日に開催。8日にライプツィヒ大の教会で、東北の他団体のメンバーと一緒に「バッハ・カンタータ・フェライン東日本」として出演する。現地の指揮者やオーケストラ、ソリストも参加する予定で、バッハが教会の礼拝のために書いたとされる賛美歌を基にした「コラール・カンタータ」から3曲を披露する。