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「もうええやん。(貯金が)ゼロになったから。明日から開幕するんやから」
こう言って前を向いたのは、阪神の岡田彰布監督(66)。昨6日の楽天戦に敗れ、今季初の同一カード3連敗。交流戦は12球団ワーストの1勝7敗と散々で、最大7個あった貯金をすべて吐き出した。
いよいよ貧打は深刻だ。直近5カードの14試合中、12試合で2得点以下。岡田監督は5日の試合中にベンチで「2点では勝てんぞ」と選手に発破をかけたそうだが、佐藤輝、ノイジーに続いて、昨季全試合で4番に座った大山が不調で二軍落ち。リードオフマンの近本が4番を打つこと自体、異常である。
しかも、岡田監督はなぜか大山に代わる野手を一軍登録していない。7日付のスポーツ各紙によれば、二軍で8試合連続安打中の佐藤輝が7日の西武戦から昇格するそうだが、6日時点では一軍に呼ぶに値する選手がいなかった、ということか。
「かといって、トレードや新助っ人の獲得など、野手の緊急補強に動くかといえば、可能性は低そうです」と言うのは、さる放送関係者だ。
「そもそも、岡田監督は生え抜き選手の底上げを重視し、助っ人もあまりアテにはしていない。シーズン中のトレードは原則、パ球団と交渉しますが、ソフトバンクは柳田が故障離脱し、オリックスもケガ人が続出している。他のチームも全体的に野手が不足してますから」
今年からファームに新規参入したオイシックス、くふうハヤテには、これという選手はいないのか。
「オイシックスには、阪神の元ドラ1・高山俊や元巨人の陽岱鋼、くふうハヤテには元ロッテの福田秀平など一軍経験者がいますが、さすがに衰えが目立ちます。“一軍昇格”は難しいのではないか」(パ球団の二軍関係者)
フロントはどう出るか?
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