引退から24年…元最多勝エースの衰えぬ制球力「凄かった」 56歳でも健在のフォームに衝撃

「レジェンドOB対決」に登場した野田浩司氏【写真:球団提供】

オリックスOBの野田浩司氏が谷繁元信氏と対決

■オリックス 3ー1 DeNA(6日・横浜)

阪神やオリックスで活躍した野田浩司氏が6日、横浜スタジアムで行われたDeNA-オリックス戦の試合前の「レジェンドOB対決」に登場。DeNA、中日でプレーした谷繁元信氏と対決し、抜群の制球力にファンは「ストライクゾーンに投げ込んでて凄かった」などと楽しんでいた。

野田氏は阪神からオリックスに移籍した1年目の1993年に17勝を挙げて最多勝を獲得。1995年には1試合19奪三振の日本記録を達成(2022年にロッテ・佐々木朗希も記録)するなどエースとして活躍。56歳となった右腕は背番号21のユニホーム姿で登場した。

通算2108安打を誇る53歳の谷繁氏との勝負が始まると野田氏は現役時代を彷彿させるスリークォーター気味の投球フォームからテンポよい投球を披露。見逃し、空振り、ボールのあとの4球目を捉えられたが三塁ライナーに終った。野田氏は悔しさをにじませる谷繁氏とがっちり握手を交わした。

2000年オフの引退から24年が経つが、見事な制球力を示した野田氏の投球姿にファンも大喜び。SNS上には「ナイスピッチングでした」「阪神時代からめっちゃ好きやった」「ちゃんとストライクをいれる野田さんカッコいい」「野田さんのままだ」といったコメントが寄せられていた。

野田氏はDeNAを通じて「横浜スタジアムはプロ初先発した思い出のマウンドですし、そこで当時対戦していた谷繁さんと対決でき、無事ストライクも入ったのでよかったです」。谷繁氏も「入団当時からの自分の応援歌を久々に聴くことができて懐かしく感じましたし、楽しませていただきました」とコメントした。(Full-Count編集部)

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