【6月のガーデニング】夏いっぱい開花するオシャレな宿根草<おすすめ7選>

野趣あふれる美しい花を、秋まで楽しみたい

梅雨は雨が多い季節ですが、苗を植える時期としては悪い季節ではありません。適度な雨は土に根が定着するのを促進し、夏以降に植物をさらに生長させます。

この時期に宿根草を購入するなら、宿根草のなかでも開花期間の長い品種がおすすめ。夏いっぱい開花する美しい花を選んで、存分に楽しみましょう。

そこで今回は6月に開花して、夏も花が咲くオシャレな宿根草について参考価格とともに紹介します。さっそくみていきましょう。

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この記事で紹介する「夏いっぱい開花するオシャレな宿根草」おすすめ7選

【写真1枚目/全9枚】スカートのように花びらを垂らす「エキナセア」他、2枚目以降も「夏いっぱい開花するオシャレな宿根草」を紹介します
  • エキナセア
  • カラミンサ・ネペタ
  • クレマチス
  • モナルダ
  • ワレモコウ
  • ヘリオプシス
  • キキョウ

夏いっぱい開花するオシャレな宿根草

エキナセア

夏ガーデンの主役候補「エキナセア」野趣あふれる美しさが魅力
  • 学名:Echinacea
  • 科名・属名:キク科ムラサキバレンギク属

花弁が傘のように垂れ下がるエキナセアは、ナチュラルガーデンにもおすすめの宿根草です。ユニークな花姿はガーデンのアクセントになり、とてもオシャレ。

人気の「エキナセア・パリダ」は素朴な雰囲気ながらも存在感が抜群です。他にも豪華な八重咲きの品種などがあり、夏ガーデンを明るく彩ります。

※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)

カラミンサ・ネペタ

茎いっぱいに可憐な白い小花を咲かせる「カラミンサ・ネペタ」
  • 学名:Calamintha nepeta
  • 科名・属名:シソ科トウバナ属

カラミンサ・ネペタは、可愛らしい小花を茎全体に咲かせる宿根草。可憐な見た目とは裏腹に、強健な品種で育てやすい植物です。

ホワイトの小花は、6月から夏を超えて冬まで開花します。他の植物とも相性が抜群なので、季節の花々と上手に組み合わせて楽しみましょう。

※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)

クレマチス

”つる性植物の女王”と称される気品ある花姿の「クレマチス」
  • 学名:Clematis
  • 科名・属名:キンポウゲ科センニンソウ

つる性植物の女王とも呼ばれるクレマチスは、気品のある美しい花が咲く宿根草です。多くは開花期が終わると葉を落とし、枯れ枝のようになって冬を越します。

クレマチスは品種がたくさんあり、季節によって開花時期や開花期間が異なります。開花時期をずらして育てると、一年中花の絶えないガーデンになります。

※参考価格:1000~2000円前後(3号ポット苗)

夏いっぱい楽しみたい「野趣あふれる美しい宿根草」

モナルダ

燃え盛る松明のような真っ赤な「モナルダ」
  • 学名:Monarda
  • 科名・属名:シソ科ヤグルマハッカ属

レッドやパープル、ホワイトの花を咲かせるモナルダは、6月から9月ごろまで開花する宿根草。ハーブにも分類され、とても強健な性質です。

夏の暑さにも負けずに開花し、とくにレッドカラーは情熱的な雰囲気が印象的です。夏のガーデンにもぴったりでしょう。

※参考価格:300~1200円前後(3号ポット苗)

ワレモコウ

素朴で大人キュートなたたずまいが魅力の「ワレモコウ」
  • 学名:Sanguisorba officinalis
  • 科名・属名:バラ科ワレモコウ属

ワレモコウは繊細な細い茎に、赤茶色の小さな花穂をつける宿根草。茶花としても知られています。素朴な花姿は大人っぽくもあり、可愛らしさも感じられます。

大型になる品種が多いのですが、コンパクトな庭には「ヒメワレモコウ」がおすすめ。20センチほどの草丈で寄せ植えにもできるサイズです。

※参考価格:300~800円前後(3号ポット苗)

ヘリオプシス

小さなヒマワリのように明るく元気な「ヘリオプシス」
  • 学名:Heliopsis
  • 科名・属名:キク科キクイモモドキ属

小型のヒマワリのような花姿が楽しめるヘリオプシス。6月ごろから開花する明るい雰囲気の宿根草です。

別名「姫ヒマワリ」とも呼ばれており、花色はイエローがメインですが、オレンジのように濃いカラーもあります。花は一重咲きが定番ですが、八重咲きもあり、大変華やかです。

※参考価格:300~700円前後(3号ポット苗)

キキョウ

野趣あふれる和の風景に似合う「キキョウ」
  • 学名:Platycodon grandiflorus
  • 科名・属名:キキョウ科キキョウ属

パープルやピンク、ホワイトの涼しげな花を咲かせるキキョウ。近年は花弁に絞りが入る品種なども登場し、花姿が大変美しい宿根草です。

開花期は6月から10月ごろまで。花つきを良くするために、日当たりのよい場所で育てるようにしましょう。

※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

まとめにかえて

今回は6月に開花して、夏も花が咲くオシャレな宿根草について紹介しました。

梅雨は花の管理が難しくなる季節です。苗の品種や生育具合にもよりますが、購入した苗は、まず鉢植えで育てたり、軒下に移動させたりして、梅雨対策をおこないながら育てましょう。

梅雨が空け、日照時間が増えてくると再び元気に育つようになります。青空の下で咲く美しい花、ぜひ楽しんでくださいね。

【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?

【ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?

さいごに、宿根草と、多年草・一年草の違いも整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する。

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