「佐渡島の金山」の世界遺産登録をめぐって、ユネスコの諮問機関から追加の情報を求める評価結果を受けたことについて、文化庁はこれまでと変わらず今年の登録を目指すと明らかにしました。
■文化遺産国際協力室長 大川氏
「本年7月にインドで開催される世界遺産委員会において登録されることを目指し、今後速やかに関係省庁、新潟県、佐渡市と連携し、イコモス関連の対応について検討したい。」
ユネスコの諮問機関「イコモス」は、「佐渡島の金山」が世界遺産登録を考慮するに値する価値があると認めた上で、追加情報の提出を求める「情報照会」の勧告を出しました。文化庁によりますと、推薦する資産の範囲について、江戸時代以降の遺構が大部分を占める相川上町の北沢地区を除外することなどが示されたということです。
文化庁は、7月にインドで開かれる世界遺産委員会での登録を目指すことにしています。去年の世界遺産委員会では、「情報照会」勧告を受けた文化遺産6件全てが登録されています。