日本ハム・山﨑福也が“かつての庭”に帰還 2戦連続の投打躍動に期待

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甲子園では「6番・投手」で7回無失点&先制打

5月28日(火)に開幕したセ・パ交流戦も3カード目まで終わり、気が付けば折り返し地点。セ・リーグの本拠地での試合はこの週末が最後となる。

神宮で行われるヤクルト-日本ハム戦の注目は、日本ハム先発・山﨑福也。投げてはリーグ4位の防御率2.01をマークし、リーグトップ6勝を挙げている一方、この交流戦では打率.333を叩き出す“打者”としても大きな期待を背負う。

前回登板の阪神戦では「6番・投手」で先発出場すると、無死一・三塁のチャンスで迎えた4回の第2打席でセンターに弾き返す先制の適時打。その後は水野達稀の適時打で3点目のホームを踏むなど、自らの一打で一挙4点の猛攻を呼び込む。

投げても立ち上がりから危なげない投球を展開し、7回まで投げて許した安打はわずか3本。2四球、8奪三振で無失点の好投を見せ、今季6勝目を掴んだ。

日大三高時代に躍動した“聖地”甲子園で投打の大活躍。それから中7日、今度の舞台は高校時代だけでなく、明治大時代にも“庭”としていた神宮に変わる。2試合連続の投打躍動が見られるか。マウンドだけでなく打席からも目が離せない。

プロ初登板で圧巻の初完封も…

対するヤクルトは松本健吾が先発。ドラフト2位ルーキーが中11日空けて3度目のマウンドに向かう。

プロ初登板となった5月15日の広島戦で9回・118球、被安打3、無四球・10奪三振の完封勝利。「プロ初登板初完封」「無四死球」「2ケタ奪三振」をすべて同時に達成したのはプロ野球史上初、歴史的な快挙を成し遂げた。

ところが、5月26日の中日戦では3回持たず4失点KO。2戦を終えた段階で1勝1敗、防御率3.18という成績も、対広島の防御率は0.00に対し、対中日の防御率は15.43という極端な2戦となっている。

そこから中11日空けて迎えるプロ3度目の登板。前回の反省を生かし、2戦前のような快投を本拠地・神宮のファンの前で披露することができるだろうか。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

巨人・戸郷翔征-オリックス・東晃平(東京ドーム)
DeNA・森唯斗-ソフトバンク・L.モイネロ(横浜)
中日・涌井秀章-楽天・早川隆久(バンテリンドーム)
阪神・伊藤将司-西武・與座海人(甲子園)
広島・大瀬良大地-ロッテ・美馬学(マツダスタジアム)



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