港区 清家新区長に聞く

6月2日に行われた港区長選で初当選した清家愛新港区長に、TOKYO MXのスタジオでお話を聞いていきます。

まずは、港区の現状を見ていきます。23区の中央に位置する港区は、新橋や虎ノ門などのオフィス街にお台場や東京タワーなどの観光地、六本木や青山などの繁華街もあり、現在約26万人が暮らしています。人口の推計では、2035年に32万人を超えるとされているんですが、年代別で見てみると、65歳以上の割合だけが増加すると推計されています。

こうした現状を踏まえ、清家さんは選挙で、「愛があふれる国際都市 港区」を作るとして、世界一幸せな「子育て・教育都市」、誰ひとり取り残さない「健康・福祉都市」、確実に命を守る「リアル防災都市」など5つのビジョンを掲げています。

5日に発表された昨年の出生率では、東京が統計開始以来、初めて1.0を切り0.99となっていて全国平均を下回っています。港区の数字はまだ出ていないんですが、ちなみに一昨年(2022年)は、1.21でした。

それでは、港区民が新区長の清家さんにどんなことを期待しているのか、聞いていきました。

30代・女性:「大きい道路ができるのでなくなっちゃう公園がたくさんあるんですけど、もうちょっと子どもの遊び場とかも充実させていただけたらなと。無料の遊び場とかも充実させていただけたらなと思います」

70代・女性:「子どもでいえば遊具、大人でいえばエクササイズ、なんかそういうものをもっと充実させていってほしい。ベンチと子どものものしかない。子どものものも中途半端

59代・女性:「例えば電線ですとか、あと川、結構汚いので、清潔で美しい港区を作っていただきたいです」

40代・男性:「歩道がやっぱり電柱があるとちょっと狭くなったりとか、そういうところ。地中に埋めればもうちょっと歩きやすくなると思うんですけど

80代・女性:「少子高齢化、子どもにも優しく、そして私たちは引きこもり、孤独をなくしたそういう政策をお願いしたいと思います」

続いては、区民から「高すぎる」との声も出ていた海外への修学旅行についてです。港区では今年度、すべての区立中学校の修学旅行を、海外で実施することが去年決まり、今月から、3泊5日のシンガポールへの修学旅行が、始まりました。総事業費は、約5億1000万円で、生徒側が自己負担する1人7万円を除き、1人あたり約50万円が、税金で賄われます。

最後に、賛否が分かれているものでは、神宮外苑の再開発があるんですが、いちょう並木やラグビー場のあたりは港区で、今後、港区が認可などの判断を求められることになります。

港区清家区長のコメントはTOKYO MXのサイトにある動画で確認ください。

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