育てるべきではない『観葉植物』3選…上級者でも難しい理由とうまく育てるために必要なこと

観葉植物は、種類によって育てる難易度が異なる

観葉植物といえば、家の中で育ててあまり手間を取らないようなイメージが強い人が多いのではないでしょうか?観葉植物とひとことで言っても、かなり種類があり、育てる難易度にも幅があります。どれでも育てやすいと思い込んでしまうのは、よくありません。

観葉植物を購入する前に、育てるのが非常に難しい観葉植物の種類を知っておきましょう。

育てるべきではない『観葉植物』3選

初心者が育てるべきではない観葉植物は、以下のものがあります。

1.育成そのものが難しい

観葉植物を購入する前に絶対に確認しておきたいのが、育てる難易度の高さです。前述通り、観葉植物は種類によって育成する難易度に幅があるので、見た目のかわいらしさだけで選ぶとあっという間に枯らしてしまう可能性があります。

  • ドラセナ…どんどん育つので、こまめな切り戻し作業が必須
  • パキラ…手間をかけずどんどん育ち、選定作業を行わなければ枯れてしまう
  • アジアンタム…水やり方法が難しく、乾燥に弱い
  • オリーブ…虫がつきやすい
  • ソフォラ・リトルベイビー…温度変化に弱く、害虫がつきやすいなど

育てにくさとひと口に言っても、いろいろな面が垣間見えます。温度変化や水やりの頻度だけでなく、初心者が最初に難しさを感じる選定や切り戻しの頻度ややり方についても、チェックして購入するか検討しなければなりません。害虫対策も、言わずもがな必須です。

2.花粉をまき散らす

室内に置くと花粉をまき散らしてしまうものは、アレルギーを持っている人が購入するととんでもない目に遭う可能性があります。

  • サンスベリア…空気中に有害物質を放出し、アレルギー症状を起こす可能性がある
  • センペルビウム…多肉植物の一種で、花粉をたくさん放出する
  • サボテン…開花時に花粉をまく
  • インドアアイビー…開花した花は花粉をまき、葉についたカビでアレルギー症状が出やすい

上記のものの他にも、花が咲く観葉植物は花粉症のような症状を引き起こすことがあるので、特にアレルギー持ちの人は注意しましょう。

3.毒を持っている

観葉植物の中には、毒を含んでいるものもあります。

  • サンスベリア…葉を口にすると、嘔吐や下痢の症状が出る
  • ゴムの木…樹液に触れることで蕁麻疹が起きる、ラテックスアレルギーを起こす可能性がある
  • モンステラ…口に含むと、大幅に口が腫れ、かゆみや痛みといった症状が起きやすい
  • ポスト…口にしたり体内に成分が入ると、口内炎や皮膚炎、嘔吐や下痢の症状が起きる

特に、小さなお子さんやペットがいる家庭は注意が必要です。誤飲すると、思わぬ事態が起きてしまう可能性があります。

観葉植物をうまく育てるために必要なこと

観葉植物を上手に育てるために必要なことは、以下のものがあります。

  • 観葉植物の特徴を把握する
  • 自分や家族の体調面、家族構成に注意して観葉植物を選ぶ
  • 水やり方法やほこりの除去についての正しい知識を持つ
  • 寄りやすい害虫の種類を知り、対策を練る
  • 剪定や切り戻しの知識を、事前に動画サイトなどで確認しておく
  • 植え替え時期の見極めポイントを知っておく

観葉植物は生きているので、世話をしなければ枯れてしまいます。種類によって発生するかもしれないトラブルを事前に把握し、成長速度などに合わせた育て方を実践しましょう。

まとめ

観葉植物は、いろいろな種類があります。育てるのが難しいものだけでなく、育てることで健康に害を及ぼす可能性のものもあるので、注意しましょう。

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