何でも許される? 最新のギャル語「それガーチャー?ほんまゴメンやで」

【こっそりミームを教えます・155】 若者たちの間では、日々新しい文化や言葉が生まれ、新たな流行を作り出していく。近頃流行っているという「それガーチャー? ほんまゴメンやで」というフレーズを聞いたことがあるだろうか。菊池風磨さんをはじめ、元ジャニーズの間でもよく使われているというこのフレーズについて、使い方や発祥を詳しく見ていこう。

振り付きで真似したい最新のギャル語!(画像はイメージ)

なんでも許してもらえる? ギャル流の謝り方

意味としては、「それガチ(本当?)、本当にごめん」というそのままの意味だが、言葉に合わせてポーズを付けて使うところがポイントだ。「それガーチャー?」と指を指したら、顔の前で手を合わせて拝むポーズを取り、そこから顔を横にずらして「ほんまごめんやで!」と笑顔で謝罪をする。このようなギャルっぽい軽いテンションの言い方がウケてブームになっているようだ。

爆発的に広がったのは、昨年10月のドラマ『ゼイチョー』で菊池風磨さんが使用したことがきっかけ。菊池さんはその後もインスタグラムなどでこの言葉を使っており、周囲の先輩や元ジャニーズメンバーにも派生したようだ。YouTube「よにのちゃんねる」では、なんと二宮和也さんもこのセリフを使っていた。

しかしそもそもの発祥は、ギャルタレントの今井アンジェリカさんのよう。『ゼイチョー』の公式tiktokでは、今井さんが菊池さんらにこのセリフを振り付きで教える様子が公開されている。さらに昨年10月のABEMA『チャンスの時間』でも、ダイアンのユースケさんに対し今井さんが同セリフをレクチャーしていた。今井さんが考えたというよりは、ギャル内で流行っているこの言葉を今井さんが色々な人に教えて広まったようだ。

使い所の見極めは必要であるが、ユーモアあふれる謝罪も時には必要だろう。場の空気を明るくしてくれるギャルたちのコミュニケーションを取り入れてみると、何か新しい発見があるかもしれない。(フリーライター・井原亘)

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

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