ケビン・コスナー、CMのためにホイットニー・ヒューストンの弔辞を短くするよう頼まれるも断っていた

(左から)ハリウッドで開かれた映画『ボディガード』のプレミア試写会に参加したホイットに・ヒューストンさん、ケビン・コスナーさん(1992年11月23日)

アメリカの俳優ケビン・コスナーさんが、俳優のダックス・シェパードさんのポッドキャストに出演し、ホイットニー・ヒューストンさんの葬儀で、弔辞を短くするよう求められたと明かした。

コスナーさんは、1992年の映画『ボディガード』でヒューストンさんと共演し、プライベートでも親しい友人だった。

ヒューストンさんが2012年に亡くなった時、歌手のディオンヌ・ワーウィックさんから、弔辞を依頼されたという。

コスナーさんは時間をかけ、「伝えたいことすべてを詰め込んだ」弔辞を完成させたとポッドキャストで語った。

「ところが、席に座っている時に『CNNが来ていて、CMの関係で弔辞を短くしてもらえないかと言っている』と伝えられたんです」

「私はこう言いましたよ。『それは無理です。どうぞ話している途中でCMを流してください。私は気にしませんから』って」

コスナーさんの弔辞は約17分間続いた。自身の別れのメッセージについて「伝えたいことをすべて話した」とポッドキャストで振り返っている。

【動画】約17分間続いた、ホイットニー・ヒューストンさん葬儀でのケビン・コスナーさんの弔辞

さらに、コスナーさんは、『ボディガード』のレイチェル・マロン役にヒューストンさんを選んだのは、自分だとも語った。

ミック・ジャクソン監督はヒューストンさんの起用に乗り気ではなかったものの、プロデューサーの一人だったコスナーさんが説得。

ヒューストンさんに「君はこの映画で成功する」と約束して、監督や作品との向き合い方を伝え、映画の編集にも携わったという。

ヒューストンさんとコスナーさんが主役を演じた『ボディガード』は、結果的に大ヒット作品に。ヒューストンさんがカバーしたドリー・パートンさんの楽曲『オールウェイズ・ラヴ・ユー』は、作品とヒューストンさんを象徴する一曲になった。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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