木村拓哉主演「Believe」で黒幕匂わせの女性都知事 選挙告示の日にクライマックスか

木村拓哉

東京都知事選が告示される20日が近づく中、6日のテレビ朝日系ドラマ「Believe―君にかける橋―」(木村拓哉主演)では女性都知事の榛名(賀来千香子)が黒幕感を漂わせた。

龍神大橋の建設中事故で、安物資材を使用したという原因を隠ぺいするため、社命に従って偽の理由で罪をかぶって実刑に服した帝和建設の部長・狩山(木村)。6日の放送で、実は橋の崩落は意図的に起こされた疑いが強まった。

この不正には同社の社長磯田(小日向文世)らの関与もうかがえる。磯田は榛名との密会で、真相を探るべく脱獄した狩山の状況を把握している旨を報告。ところが、そんな生臭い話にトボケるようなリアクションをした榛名は、再開発プロジェクトから帝和を外すと冷酷に告げた。

榛名は元法務副大臣。過去の放送では、狩山の脱獄を助けた刑務所区長・林(上川隆也)と意味深なやり取りをする場面があり、その後への布石感から黒幕視されるようになっていた――。

大詰めを迎えるドラマで、そんな女都知事の存在感が一気に高まった。都知事選(7月7日投開票)告示の20日は、ドラマの第9話が放送される予定。一昨年の同時期に放送されたテレ朝系の木村主演「未来への10カウント」は9話で終了しており、今回も20日が最終回となる可能性がある。その日、現職知事の小池百合子氏VS蓮舫氏の構図が見込まれる知事選が火ぶたを切る。榛名の動向も注目されるところだ。

X(旧ツイッター)では「都知事の露出増えてきたし、いよいよクライマックス近い」「次の都知事は賀来千香子でいい気がする」との投稿も。

小池都政8年の影響なのか、近年のドラマでは石田ゆり子(「TOKYO MER」)、萬田久子(「七人の秘書」)と女性俳優が都知事を演じている。

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