ロゴ入りピースシャツで平和学習を支援。ヒュンメルが受注生産開始

ピースシャツ2024HIROSHIMA 写真:hummel

デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)が、企業やブランド・学校などのロゴを入れたオリジナルピースシャツの受注生産を開始した。

被ばく後70年にあたる2015年にV・ファーレン長崎と共同で平和への願いを込めたピースユニフォームを発表して以降、ピースシャツを作り続けて来たヒュンメル。革新的な試みから10年、節目となる今年発表した『ピースシャツ2024HIROSHIMA』は、折り鶴を連ねた幾何学パターンを基調とし、平和の象徴である白い鳩とそこに書かれた「SHARE THE PEACE」の青い文字がオレンジ色のベースカラーによく映えるデザインだ。

表裏両面にプリントされた「86」という数字は被爆した8月6日を意味し、背面には原爆ドームも描かれている。過去を乗り越え平和の礎を築いてきた広島の人たちが強く願う平和への想いが、多くの笑顔をつくりだせるように、という願いが込められている。

このピースシャツは受注生産となっており、現在ヒュンメルの公式オンラインストアで予約受付中だ(6月9日まで)。さらにヒュンメルはこの活動を広げるため、趣旨に賛同するパートナーを募集中。前述のピースシャツに企業ロゴなどをプリントできる『ピースシャツ2024HIROSHIMAオリジナル(10枚セット)』も受注生産する。こちらも現在予約受付中で申し込み期限は7月31日。商品はデザイン決定後約45日後に発送される予定。

売上の一部は広島県サッカー協会に寄付され、平和学習などに活用される。「Change the World Through Sport」のスローガンを掲げ、スポーツを通じて数多くの社会貢献活動に取り組んでいるヒュンメル。毎年8月に行われる広島県と長崎県のサッカーU-15県選抜によるピースマッチでエキップメントパートナーを務めるなど、サッカーができる社会貢献の先頭を走るブランドのひとつだ。

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