本格的な雨のシーズンを前に千葉県栄町で6月7日、町の若手職員らが水害に備えた土のう作りに挑戦しました。
利根川流域にある栄町は、台風などの際に川や水路があふれる被害が懸念されます。
町ではそうした被害に備えるため、職員への訓練を毎年、実施していて、この日は2024年採用された職員ら約40人が参加しました。
参加者らはまず、地元の消防隊員や経験のある職員などに教わりながら、緊急時に役立つロープ結びに挑戦。
最初は苦戦しながらも、ロープを結び終えると引っ張って強度を確認し、その強さに感心した様子でした。
続いて行われた土のう作りでは、参加者同士で協力しながら、重たい土を次々と袋の中に詰めて、運んできました。
土のう作りは1日かけて行い1000袋を作り、災害時用に保管するということです。
参加者は―
「(土のう作りは)大変でした。腰が痛くなった」
「ひもの結び方が普段結ばない結び方だったので勉強になって良い体験になった」
「大きな災害があったら所属している課に関わらず呼ばれると思うので、その際に生かしていきたい」