アウディ、新型バッテリEV「Q6 e-tron」に後輪駆動で航続距離を伸長したグレード「performance」追加

by 編集部:塩谷公邦

2024年5月29日(現地時間) 発表

アウディの新型バッテリEVモデル「Q6 e-tron」

後輪駆動にすることで一充電におけるEV航続距離を伸長

アウディは5月29日(現地時間)、2024年8月に正式市場導入を予定している新型バッテリEV「Q6 e-tron」シリーズで、もっとも長いEV航続距離を実現する後輪駆動モデル「Q6 e-tron performance」を発表した。

Q6 e-tron performanceは、拡張性があり、柔軟に変更できるスケーラブルなPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)初となる後輪駆動モデルで、新開発の総容量100kWh(正味容量94.9kWh)のリチウムイオンバッテリを搭載。一充電でのEV航続距離はQ6 e-tronシリーズの中でもトップとなる最大641km(WLTP国際基準)を実現している。

新型バッテリEVモデル「Q6 e-tron」

コンパクトでパワフルなPSM(永久磁石同期モーター)は240kWのシステム出力を発生し、0-100km/h加速は6.6秒を誇り、長いEV航続距離とダイナミックなパフォーマンスを両立している。急速充電を利用すれば10分で最大260kmの走行が可能で、長距離移動でも優れた快適性を実現した。

なお、先に発表している「Q6 e-tron quattro」(システム最高出力285kW)および、「SQ6 e-tron」(システム最高出力380kW)は8月から納車開始予定で、後輪駆動モデルの「Q6 e-tron performance」は第3四半期の納車予定としている。

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