コスト削減狙う JR北海道が特急「大雪」の快速化検討

JR北海道が、石北線の旭川ー網走間を走る特急大雪を快速列車に切り替える方向で検討していることが分かりました。コスト削減が狙いです。 

大雪は3両編成で、現在、旭川ー網走間をおよそ3時間40分で結び、この区間を1日2往復しています。JR北海道は来年3月のダイヤ改正に合わせ、運行本数は現状を維持した上で大雪を快速に切り替え、2両編成に減らす方針です。 

大雪をめぐっては、自家用車の利用増加や都市間バスとの競合によって乗客数が低迷しています。快速化により車掌の配置が必要なくなるほか、車両の維持や更新にかかる費用も削減できるということです。 

利用者にとっては特急料金を払う必要がなくなりますが、快速の停車駅によっては所要時間が長くなる可能性があります。一方で、JR北海道は札幌ー網走間を直通で結ぶ特急オホーツクについては維持する考えです。

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