尾道市 平谷市長が謝罪 市職員と業者元社長を送検 入札情報もらし謝礼6万円もらったか

尾道市が発注した公共工事の入札妨害を巡る事件に関連し、5日、贈収賄の容疑で再逮捕された市職員と業者の男2人がきょう、送検されました。

贈賄や加重収賄などの疑いで、7日送検されたのは、「渡辺工業所」の元社長・大崎 一義 容疑者と、尾道市土木課の専門員・高橋 宏和 容疑者です。

高橋容疑者は去年3月と6月に行われた尾道市発注の道路工事の一般競争入札をめぐり、最低制限価格が推測できるような設計書を大崎容疑者に渡し、大崎容疑者が社長を務めていた「渡辺工業所」は最低制限価格より数千円高い金額で工事を落札していました。

その後、大崎容疑者は謝礼として、高橋容疑者に、現金合わせて6万円を渡した疑いが持たれています。

警察は「捜査に支障がある」として2人の認否を明らかにしていませんが、2人は、数年前からの知り合いとみられていて、警察は余罪について慎重に捜査しています。

職員の再逮捕を受けて尾道市の平谷 祐宏 市長は「ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。職員の処分については事実関係を確認したうえで厳正に対処いたします」とコメントしています。

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