川柳コンクール「サラ川」ベスト10発表!1位「増えるのは 税と贅肉 減る贅沢」全世代が共感した世知辛さとは?

国内最大級の川柳コンクール「サラ川」(旧・サラリーマン川柳)の人気ベスト10が先週30日、発表されました。

全国から応募のあった約6万7千句の作品より選ばれ、栄えある第1位に輝いた名句は『増えるのは 税と贅肉 減る贅沢』。
贅沢(ぜいたく)できる機会が減っているにも関わらずなぜか体重は増える、という世知辛い(せちがらい)日常をユーモラスに表現した作品です。

いま各種の川柳コンクールではシニア世代の応募が増え、書き方講座などで熱心に学ぶシニアの皆さんも少なくありません。
今年のサラ川ベスト10も、教材として大いに活用したいところです。

シニアに人気、川柳の作品づくり

■「2023年 サラっと一句!わたしの川柳コンクール」ベスト5

主催する第一生命保険は5月30日、「2023年 サラっと一句!わたしの川柳コンクール」(通称・サラ川)のベスト10を発表しました。

本コンクールは昨年9月に作品募集をスタート。全国から約6万7千句が集まり、その中から今年1月に全国優秀100句を発表しました。
そして先週、その100句の中から、約5万人が参加した一般投票によってベスト10が決定したのです。

■全国投票結果 ベスト10

いつの時代も家計や健康の悩みはつきものです。贅沢のできる機会は減っているにも関わらず、なぜか、体重は増えている。減ってほしいものは増え、増えてほしいものは減っていく、世知辛い日常のあるあるをユーモラスに表現した作品がグランプリに輝きました。

一方では、コロナ禍の終わりを感じられる心温まる作品や、覚えたてのキャッシュレス決済での笑える失敗、日本語ならではのやり取りを流行語で表現した川柳などがベスト10 にランクインしています。

■年代別にみるサラ川ベスト3

今回はグランプリ作品「増えるのは 税と贅肉 減る贅沢」が全世代で1位を獲得しました。
お金と健康という誰もが関心のある2つのテーマについて、巧みに五・七・五で表現したところが多くの人の心をつかんだようです。

民間シンクタンクの調査によると、2021年から23年にかけて節約志向が大幅に上昇。昨今の物価上昇や増税の影響がうかがえます。

そんな時代の流れを「減る贅沢」と一言で表現したところに、共感する思いが集まったと言えそうです。

■サラ川 ベスト11~100はこちら

この記事と画像の出典:第一生命保険㈱ 公式サイト

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