水原一平被告のウーバーイーツ転職の波紋 26億円返却不可能「おカネ目的じゃないだろう」

水原一平被告

ドジャース大谷翔平(29)の元通訳で銀行詐欺などの罪を認めた水原一平被告(39)が米国ロサンゼルスでウーバーイーツ配達員に転身したことが明るみになり、世間を驚かせている。

4日(日本時間5日)に連邦地裁で銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪を認め、10月25日(同26日)の判決を待つ立場だが、野球界から足を洗って心機一転の出直し。とはいえ、大谷の口座から不正送金した1700万ドル(約26億4000万円)は賠償せねばならず、ウーバーイーツの収入でどうなるというのか…。

米国のフードデリバリーの最低賃金は時給19ドル(約2900円)とされ、日本と比べると数段高い。しかし、26億円を返そうと思えば1年間365日を不眠不休で働いても100年かかる不可能な数字だ。そのため、国内のデリバリー同業者らはネット上で「同情を買おうとしているんじゃないか」「華やかな世界にいたのに、これからは生活を切り詰めなきゃいけないというパフォーマンスじゃないか」「おカネがほしいから始めたわけじゃないだろ」と見ている。

中には「まだ罪を償っていない人がやるのでウーバーイーツのイメージが悪くなる。我々がやりにくくなる」と切実な声も…。水原被告の本気度は謎だが、波紋は大きいようだ。

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