LINEヤフー、2022年末にヒット予測したアイテムの検索数推移を分析 大ヒット商品の傾向も考察

LINEヤフーはヤフー・データソリューション事業において、2022年末に発表したトレンド予測のその後を振り返るレポートを公開した。

同社は2022年12月、ビッグデータとAIを活用したヒット予測モデル「商品トレンドマップ」を用いて、2023年にヒットする10アイテムを発表。今回新たに発表したレポートでは、予測から1年半が経った現在までのアイテムの検索数推移を調べ、考察を行った。

10アイテム中、7アイテムの検索数が上昇

ヒット予測発表から約1年半が経過し、検索数が順調に増え続けているアイテム、一時的に急上昇したものの全体的には横ばいであるアイテム、既にピークを迎え減少傾向にあるアイテムなど、様々なパターンが確認された。

実際に検索数が増加したアイテムは7つで、中でも検索数が順調に増え続けたのは「生ドーナツ」「オバケーヌ」「シーラカンス モナカ」「On スニーカー」だった。

ヒット商品の共通項は複数回の急激な検索数の上昇

過去の大ヒット商品の検索数推移を分析したところ、共通項として“複数回の急激な検索数の上昇”が見られた。情報番組で取り上げられる、SNSで話題になるなど、注目されることによって検索数が一時的に急上昇し、それにともない平時の検索数も上昇していた。

「検索数がじわじわと伸びている商品の中から大ヒット商品へと飛躍するためには、人々の関心を集める話題を適切なタイミングでいくつも作り出すことが重要である」と、同社は考察している。

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