三菱地所ホーム、スマートホーム販売を本格化 赤坂のモデルハウスで宿泊体験も

三菱地所ホームは6月7日、三菱地所が提供する総合スマートホームサービス「HOMETACT」(ホームタクト)を搭載したスマートホームの販売を、本格的に開始すると発表した。

これに合わせ、東京都港区のモデルハウス「ORDER GRAN赤坂」をIoT住宅にリニューアルし、新築注文住宅を検討しているユーザーを対象に、4月から宿泊体験を提供している。さらに、2023年10月にオープンした「三菱地所のリフォーム」のショールーム「KIGOCOCHI」において、より多くの機器をHOMETACTと連携し、機能のアップデートを実施したという。

三菱地所ホームは、全館空調システム「エアロテック」とHOMETACTを連携させ、4月から新築注文住宅でのスマートホーム販売を本格化。

HOMETACTは三菱地所が開発した総合スマートホームサービスで、日本の住環境に導入しやすいことを特長とし、1つのスマホアプリやスマートスピーカーを使って、さまざまなメーカーの空調、テレビ、照明、カーテンなどの設備機器や家電を操作できる。これにより、日常におけるわずかな手間を削減し、家庭における家事の負荷を減らすことができるという。また、国土交通省から「次世代住宅におけるスマートホームアプリによる各種家電一括管理先導事業」に採択されており、スマートホームの対応機器導入や工事に必要な費用の半額が補助金の対象となる。

ORDER GRAN赤坂は、2017年にオープンした「ORDER GRAN」シリーズの第2弾となるモデルハウス。HOMETACTを体感できる宿泊体験は、新築注文住宅を検討中のユーザーを対象に、毎週最大3組まで受け付ける。スマートフォンで玄関のドアを施錠または解錠したり、家の中の照明やカーテン、給湯器や家電を操作したり、「行ってきます」などの一声でさまざまなデバイスを同時に連動させる「シーン機能」の体験ができるという。

三菱地所ホームは今後、三菱地所グループの物件におけるHOMETACTのさらなる実装を進め、他のビジネスユーザーへも幅広くシステムを提供していくとしている。

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