日本代表GK山下杏也加、海外挑戦へINAC神戸を退団 サッカー女子WEリーグ

INAC神戸の守護神として活躍したGK山下=5月18日、ノエビアスタジアム神戸

 サッカー女子WEリーグのINAC神戸は7日、日本代表GK山下杏也加が海外移籍の準備のため、退団すると発表した。2021~22年シーズンにはチームを同リーグ初代女王に導き、最優秀選手賞(MVP)にも輝いた28歳は「さらにレベルアップしていきたい」とコメントした。

 東京都出身の山下はWEリーグ発足の21年に日テレ東京Vから加入した。在籍3シーズン全てでチームはリーグ最少失点を記録し、自身は3季連続でベストイレブンに選ばれた。

 日本代表でも守護神を担い、21年東京五輪、オーストラリアとニュージーランドが共催した23年女子ワールドカップ(W杯)の8強入りに貢献した。代表通算70試合に出場し、今夏のパリ五輪でも活躍が期待されている。(有島弘記)

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