“キーマン”集結のリニア総会「推進の立場」5月就任の静岡・鈴木知事が初出席 リニア工事はどうなる?

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リニア開業に向け、「キーマン」が集結です。沿線の知事らが出席する会議が7日、東京で開かれました。計画は、さらに”前進”するのでしょうか。

午後4時半ごろの総理官邸。 岸田文雄総理を迎えたのは「リニア中央新幹線建設促進期成同盟会」のメンバー。 会長の愛知県・大村秀章知事のほか、岐阜・三重など沿線の知事らです。 「沿線まちづくりを担う皆さん方の尽力をいただきながら、政府としても国家プロジェクトとして、引き続き一日でも早い全線開業に向けた取り組みを進めていく」(岸田文雄 総理大臣) 総理は、大阪までの全線開業を「2037年」とする目標に向け、知事らや同席したJR東海の丹羽社長に協力を呼びかけました。 この場での発言に注目が集まったのは、5月就任した静岡県の鈴木康友知事。 「静岡県も期成同盟会の皆様と一緒にリニア推進していく」(静岡県 鈴木康友 知事) 静岡県では、これまで川勝前知事が環境への影響を懸念して、静岡工区の着工を認めてきませんでした。

鈴木知事は、水資源・環境問題を解決した上で「リニア推進」

7日、総理との面会に先立ち開かれた総会では―― 「思いを一つにしてできる限り早期に」(リニア期成同盟会 会長 大村秀章 愛知県知事) 「今回、鈴木康友 静岡県知事誕生で、いよいよ夢に向かって進み始めるのかなとワクワクするところ」(神奈川県 黒岩祐治 知事) 「みんな今回は心を一つにして集まっている。その通りなんですね。昨年までは、ややそうじゃなかった」(自民党リニア特別委員会 古屋圭司 委員長) 鈴木知事は、水資源や環境の問題を解決した上での「リニア推進」の立場です。 「本県は現行ルートでの整備を前提に、スピード感を持って課題解決に向けた取り組みを進める」(静岡県 鈴木康友 知事) 2037年の全線開業を目指すリニア。 静岡県知事の交代で、計画は”加速”するのでしょうか。

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