統合新病院「外環状線周辺に適した公有地なし」 8月上旬をめどに整備場所の方向性を示す方針

青森県立中央病院と青森市民病院の統合新病院の建設に関して、青森市は、国道7号環状線沿いの外環状線周辺エリアに「適した公有地がない」と見解を示しました。

統合新病院の新たな建設地を巡っては、5月26日、県と市の有識者会議で「青い森セントラルパーク」に加え、交通アクセスが良い国道7号環状線沿いの外環状線周辺エリアを、候補地として再検討するとしていました。

青森市民病院は、青森朝日放送の取材に対し外環状線周辺エリアに「公有地を見い出す余地はない」と、市の考えを示しました。

その理由として、救急車を使って病院まで10分圏内で到達できる人口を比較すると、「外環状線周辺エリア」は最大16万人余り、一方で「青い森セントラルパーク」は18万人余りと、セントラルパークが2万人ほど多くなっていることなどを挙げています。

今後、有識者会議では8月上旬をめどに整備場所の方向性を示す方針です。

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