ジャパン・インフラ・ウェイマーク、ドローン搭載人型ロボ「UGO」やソナー搭載した水上ドローンを展示[Japan Drone 2024]

ドローン搭載する人型ロボット「ugo」

人型ロボットがドローンを運んで、効率よく点検や警備を行うためのソリューションが紹介された。

ugoが開発する人型ロボット「ugo(ユーゴー)」は点検や警備に活用されており、自律走行機能を持つ。これを活かして、吹き抜けのあるビルなどの警備や、高所の点検をする際に、ugoが自動でドローンを離陸ポイントまで運び、そこからドローンが飛び立つという使い方が想定されている。

ugoが走行する距離をドローンで飛行するのも可能だが、そのぶんバッテリーを消費する。ugoと組み合わせることで、バッテリーを節約し、効率よく飛行できるようになる。

ugoの背中には自動で折りたたみができる離発着ポートが備えられている。通常は折りたたんだ状態で走行し、離陸する際にまっすぐに展開される仕組みだ。着陸はポートに設置された2つのマーカーをドローンが読み取ることで、安全に実施できる。また、ポートではドローンへの給電も可能。

全方向水面移動式ボート型ドローン

ブースにはドローンで培った技術を応用して作られた、ソナー搭載の「全方向水面移動式ボート型ドローン」も展示されていた。機体上部にプロペラが設置されているため、水位が浅い場所や川草などが生えている箇所でも使用可能だ。鉄道橋の橋脚部分の点検に使用されており、川の流れによって橋脚がどの程度削れてしまっているか、ソナーで測定することが可能だ。

ジャパン・インフラ・ウェイマークが陸、空、そして水上へと活動領域を広げていることがわかるブース展示となっていた。

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