駐屯地内の食堂で不正飲食 50代隊員を停職30日懲戒処分 陸自姫路駐屯地

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 自衛隊員が駐屯地内の食堂で不正に飲食したとして、陸上自衛隊姫路駐屯地(姫路市峰南町)は7日、同駐屯地業務隊の50代隊員を同日付で停職30日の懲戒処分にしたと発表した。

 同駐屯地によると、50代隊員は2020年11~12月の間、駐屯地内の食堂で食べた計9回分の食事(約3500円相当)の代金を支払わなかった。

 駐屯地外で生活する隊員が食堂を利用する場合、食事の代金を給与からの天引きにするため事前申請が必要だが、50代隊員はこの申請を怠ったという。駐屯地内で生活する隊員には無償で食事が提供される。

 特別防衛監察で発覚。50代隊員は「申請したと思い込んでいた。反省している」と話しているという。

 同駐屯地業務隊の西健一2等陸佐は「防衛行政に携わる職員が窃盗を起こしたことは誠に遺憾。再発防止のための教育の徹底を図る」などとコメントした。

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