大津経営者殺人事件 別容疑で 逮捕の男と保護司活動で接点

先月26日、大津市の住宅で、この家に住む60歳の男性が殺害されているのが見つかった事件で、別の容疑で逮捕された近くに住む30代の無職の男を、男性が「保護司」として担当していたことが関係者への取材でわかりました。

警察は、男が殺害に関与した疑いがあるとして、捜査を進めています。この事件は先月26日、大津市仰木の里東の住宅で、この家に住むレストラン経営の新庄博志さん(60)が、刃物のようなもので10カ所以上刺され、殺害されているのが見つかったものです。司法解剖の結果、新庄さんは先月24日の夜ごろ、殺害されたとみられ、県警は大津北警察署に捜査本部を設置し、捜査を進めています。また、事件が発覚した2日後の28日、事件現場近くに住む30代の無職の男が、路上でナイフを所持していたとして銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されました。

警察と検察によりますと、男は2019年にコンビニ強盗事件で有罪判決を受け、保護観察中でした。殺害された新庄さんは、レストラン経営のほか、犯罪や非行をした人の立ち直りを支える民間ボランティア「保護司」としても活動していて、関係者への取材によりますと、新庄さんは、この男を担当していたことがわかりました。捜査本部は、男が殺害に関与した疑いがあるとして捜査を進めています。

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