大津市で多額の詐欺被害が相次ぐ

多様化する詐欺の手口。大津市では、6日と7日、2000万円近くの金銭をだまし取られる被害が相次いで発覚しています。

被害にあったのは、いずれも大津市に住む87歳の無職の女性と55歳の会社員の男性です。警察によりますと、87歳の女性は、先月、自宅の電話に、警察官や検事を名乗る男から電話があり、「あなた名義の口座に犯罪で得た400万円が入金されている。共犯者としてあなたを捜査しています。」「ネットバンキングを作れば、口座が凍結されない。」などと言われました。これを信じた女性は、ネットバンキングの口座を開設し、その口座に金を移動させ、会員番号や暗証番号を男に教えました。その後、今月1日から5日までの間に、その口座から5回に渡って、あわせておよそ2300万円が別の口座に不正に送金され、だまし取られたということです。

また、55歳の会社員の男性は、SNS上で知り合った外国籍の女を名乗る人物からの投資話で、今年2月から先月までの間にあわせておよそ1850万円をだまし取られました。

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