ワンリパブリック、約3年ぶりのオリジナルアルバムリリース アニメ『怪獣8号』EDテーマなど収録

ワンリパブリックが、約3年ぶりとなるオリジナルアルバム『アーティフィシャル・パラダイス(Artificial Paradise)』を7月12日にリリースする。

本作には、アニメ『怪獣8号』のエンディングテーマソングとして書き下ろされた「ノーバディ」をはじめ、映画『トップガン マーヴェリック』の主題歌「アイ・エイント・ウォーリード」、デヴィッド・ゲッタとコラボレーションした「アイ・ドント・ワナ・ウェイト」などを含む全15曲が収録。さらに、ボーナストラック3曲が追加される。

アルバムタイトルの『アーティフィシャル・パラダイス』は“人工的な楽園”といった意味。「ますます人工的になる世界において、本物を見つけること。あなたがオンラインで投影する自分は本当の自分ですか、それとも全ては人工的な楽園に過ぎないのでしょうか?」という問いかけがテーマとなっている。

なおワンリパブリックは、『SUMMER SONIC 2024』への出演を予定している。また、本アルバムは国内限定盤の制作も進められており、日本だけのスペシャルな企画も予定されているとのことだ。

<ライアン・テダー コメント>

『アーティフィシャル・パラダイス』は、2016年にニューオーリンズのホテルの部屋で制作した楽曲「ウェスト・コースト」から実は始まっていました。「ウェスト・コースト」は、過去8年間に渡り、僕たちの他の楽曲制作に繋がりましたが、一緒にまとめるには少し無理がありました。それでも僕たちはいつもの様に曲を集め続け、世界中の異なるホテルの部屋やスタジオで書き続けました。そして段々と新しいアルバムの形が現れ始めたのはここ数年の間です。多くの歌詞や曲は、僕たちが創りあげた物語や構築物、パラダイスに満ちた世界、世界中の人々から発信される情報が溢れているSNSの世界、自分たちのために想像した生活、そして僕たちが自分自身や周囲に伝える物語の中にある生活をナビゲートしながら制作されています。

かくして、新しいパラダイムについて話し続ける中で、『アーティフィシャル・パラダイス』というフレーズが何度も浮かび上がってきました。それは、私たちが現在生きている世界と、多くの人々の願望の中にある世界と非常に共鳴しているように感じました、良くも悪くも。そのすべての人工的な世界の中で、僕たちは本当のつながり、本当の愛、本当の物語を見つけようとしているのだと思います。

(文=リアルサウンド編集部)

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