三重県もツキノワグマ出没 いなべ市や鈴鹿市など8市町で目撃 パトロール強化

三重県内でも今年4月以降、ツキノワグマの目撃情報が相次いでいることを受け、県は7日に対策連携会議を開き、パトロールの強化を行うことなどを確認しました。

三重県や県警本部の幹部らを集めた会議では、ツキノワグマの出没について、過去最多だった昨年度のペースを上回る19件の目撃情報が今年4月から相次いでいることが報告されました。

ツキノワグマが確認されているのは、いなべ市や鈴鹿市など8つの市町で、会議では新たな対策を行うことが確認されました。

対策には鳥獣保護管理員によるパトロール強化や、県内すべての市町を対象にした関係機関との訓練、また目撃情報の傾向を把握するため、林業や狩猟に携わる人たちへのアンケート調査などが盛り込まれました。

注意喚起のため、県のホームページでは7日からツキノワグマの出没情報の提供が始まりました。

三重県の清水英彦危機管理統括監は「山に入る際はクマ鈴を身に着けたりラジオを携行するなど注意して行動を」と呼びかけていました。

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