公用車の軽トラ、車検切れで62日間走行 三田市8公園の指定管理者に貸与

三田市役所=三田市三輪2

 兵庫県三田市は7日、市内8公園の指定管理者「P&S三田コンソーシアム」に貸与している公用車5台のうち軽トラック1台が車検切れのまま走行していたと発表した。3月5日~6月5日の62日間で計1961キロを走っていたという。

 市や指定管理者の代表企業の神姫バスによると、今月5日、同社担当者が別車両の車検の日程調整を行っている際、残りの4台も念のため確認したところ、軽トラック1台の車検データがないことが発覚。車検証を調べると3月4日に車検満了となっていた。

 社内の車両管理データを更新する中、一部を口頭で行ったことで軽トラックのデータが誤って削除され、事前の車検案内がなかったという。今後、市は翌年度に車検満了日を迎える車両の指定管理者への通知を徹底し、指定管理者側も各車両に備え付けている運転日報に車検証の有効期限を記入するなど、再発防止を図るとしている。(尾仲由莉)

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