シンガポール工科デザイン大学、空中で翼幅を変える初の回転翼ドローンを開発

今回、飛行中に翼を折りたたんだり広げたりできる新しい回転翼プラットフォームを開発した。インスピレーションの源は、狭い空間を移動したり、潜水したりするために翼を折りたたむ鳥の能力だという。

回転翼機の設計は、サマラの種子の飛行にヒントを得たモノコプター プラットフォームに基づいている。翼は、飛行中に折りたたむために折り紙の技術を適用して構築されている。

特定のアプリケーション要件に応じて、翼を折りたたむためのアクティブまたはパッシブなメカニズムを備えた2つの構成が提示されています。2つの構成により、飛行中の全体的なフットプリントを約39%と69%削減できる。

並進運動を制御するためにサイクリックコントローラーが実装されており、回転の各サイクル中の特定の瞬間にモーターをパルスすることで方向が制御される。飛行中のさまざまなモードでのプラットフォームの制御を証明する実験結果を公表した。

提示されたプラットフォームは、飛行中に積極的にフットプリントを削減する機能を提供したり、追加のアクチュエータなしで空中を急降下できるようにしたりすることで、モノコプタープラットフォームの実用性を高めるとしている。

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▶︎シンガポール工科デザイン大学

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