「憂うつで落ち込みすぎ」メッシ引退後を想像する国民の心情を代表監督が説明

アメリカの大手スペイン語メディア『テレムンド』はアルゼンチン代表を率いるリオネル・スカローニ監督の単独インタビューを敢行。その一部が6日に配信された。

親善試合とコパ・アメリカ2024のためにアメリカ入りしているスカローニ監督はインタビューで「私たちアルゼンチン人はあまりにも憂うつで落ち込みすぎている。(インテル・マイアミ所属のFW)リオネル・メッシがまだ代表でプレーしているというのに、すでに彼が存在しない将来のことを考えてしまっているんだ」と語り、 多くのアルゼンチン人がFIFAワールドカップカタール2022優勝後に代表引退を示唆したメッシが代表を去ったあとのことを考え、暗い気持ちになりがちだと説明した。

続けてスカローニ監督は「楽しまないと。そして明日どうなるか見てみよう。なぜなら、彼が現在存在していることが、みんなにとって重要だと思うから。レオ(メッシ)はアルゼンチンだけではなく、サッカーを愛するすべての人たちのためにプレーするんだ。たとえいつか”その日(引退)”が来るとしてもね」と語り、将来を想像して嘆くのでなく、メッシが存在する今を楽しむべきだという考えを示した。

そのうえでスカローニ監督は「メッシにとって、全世界から常に注目され続けるのは簡単なことではない。我々がトレーニングをしているなか、メッシも一緒にいる。チームの他のメンバーがいるなか、全員の視線がメッシに集中するんだ。そして彼は20年もの間そんな状況にいる…」と、注目を一身に集めるメッシが抱えるプレッシャーの大きさを説明した。

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