地元九州出身の宮浦健人 母の出身地でチームトップ10得点も「思ったパフォーマンスできなかった」【バレーボール男子ネーションズリーグ】

第1セット、スパイクを決める宮浦健人(撮影・星野楽)

◆男子バレーネーションズリーグ1次リーグ 日本0―3ポーランド(7日、北九州市・西日本総合展示場)

世界ランク4位の日本は同1位のポーランドにストレートで敗れ、2敗目を喫した。

熊本県荒尾市出身の宮浦健人(ジェイテクト)にとっては地元九州での大会で初めてのスタメン出場。チームでトップの10得点を挙げたが「相手が自分に対して対策してきたことに対して迷いがあった。途中で立て直したところはあったけど続かなかった」と厳しく自身のプレーを振り返った。

次戦のスロベニア戦まで連戦となるため、ポーランド戦はここまでスタメン出場してきた主力を温存。石川祐希や高橋藍が出場しない中、宮浦はブロックの間を抜くスパイクや、フェイントを使って得点をあげたが相手の高いブロックに苦しめられ劣勢を変えることはできなかった。「自分のパフォーマンスができなくて悔しかった。もっと自分が引っ張っていかなくてはいけない。殻を破らなければいけないと思います」と成長を誓う。

大会が開催されている北九州は母の出身地で何度も遊びに来ているなじみのある地でもある。「九州でネーションズリーグが行われるのを楽しみにしていました。今は自分のプレーをやることだけに専念していきます」。ポーランド、フランスと海外でプレーしてきたが、今秋からは古巣のジェイテクト復帰が決まっている。まずは残りの試合で思い切りプレーすること。思い出の地で味わった悔しさをこれからの成長につなげていく。

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