WTTコンテンダーザグレブ2024<6月3~9日/クロアチア>
6月7日、女子シングルス2回戦で伊藤美誠(23=スターツ/世界ランク10位)がパバド(19=フランス/同27位)にゲームカウント2-3で敗れた。
初対戦の2人。パバドは世界卓球2024で33年ぶりのフランス女子団体メダル獲得に貢献しており、自国パリ五輪開催に向けて波に乗る、侮れない相手だ。
第1ゲームは伊藤らしい動きで中盤から一気に抜け出し、11-5で先制する。次はパバドのトリッキーな両ハンドを浴びて10-9まで迫られるも、ラスト一本でロングサーブからのミート打ちを決めてゲームを連取する。
第3ゲームも伊藤は、パバドの若い勢いをいなすようなコース取りで9-3とリード。しかし開き直って攻めたパバドを前にミスが出て、大逆転で奪われる。
4ゲーム目も伊藤がミート打ちで打ち抜けずに先にミスし、さらに強打を浴びる展開のまま6-11で落とす。
最終ゲームもパバドの強烈かつ広角に放つバックハンドが止まらない。コースのわかりづらいサーブにも手を焼いた伊藤は、最後はロングサーブをミスして6-11で失い、大逆転負けを喫した。
<WTTコンテンダーザグレブ 女子シングルス2回戦>
伊藤美誠 2-3 パバド(フランス)
11-5/11-9/10-12/6-11/6-11