地域ブランドに5品認定 四日市市、市内や大阪で限定販売

泗水十貨店の認定を受けた藤総製陶所の1人用急須の「ひとしずく」と「ほたる碗」

 【四日市】四日市市は、市内の優れた地場産品や特産品をオリジナルの地域ブランド「泗水十貨店(しすいじっかてん)」として販売する事業で、新たに5品を認定した。今月から市内の百貨店や大阪市のイベントで期間限定販売する。

 今回認定を受けた商品は、1人用急須とわんをセットにした「ひとしずく(大)ほたる碗」(藤総製陶所)、市内産の梨を使った「果のまま 梨 贅沢タルト」(ワカショクワカヤマショクヒン)、「オリブ透明石けん」(暁石鹸)など。

 販売場所は近鉄百貨店四日市店で12日から、四日市市地場産業振興センター(じばさん)で13日から、いずれも来年3月25日まで常設販売する。また、15~17日まで大阪市で開催されるイベント「万博300日前! あべてんフェス」(アド近鉄主催)にも出展する。

 泗水十貨店は地域の伝統や文化を生かしてつくられたこだわりの地場産品や特産品を戦略的に発信することで、市の認知度・イメージ向上や地場産業の持続的な発展を狙った取り組み。23、24年度の2年間、販売などを通じ事業性評価を実施。その後、改めて商品を公募し25年度中の正式な開始を予定している。

 23年度はゴマ油や萬古焼のごはん土鍋など8品を販売した。年間売り上げ目標440万円に対し、800万円を超える売り上げがあった。本年度は今回認定の5品を含む計13品で年1千万円の売り上げを目指す。

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