福島県倒産率0.246%、震災以降ワースト 発生率は東北で最も低く

 東京商工リサーチ郡山支店が7日までに発表した倒産発生率(普通法人)に関する調査によると、2023年度の本県の倒産発生率は0.246%(前年度比0.067ポイント増)で、東日本大震災発生以降ではワーストとなった。

 一方、本県の倒産発生率は東北では最も低く、6県で唯一全国平均(0.257%)を下回った。全国では25番目の高さ。郡山支店は「物価高などで企業倒産は増勢を持続しており、倒産発生率は上昇が見込まれる」としている。

 本県の倒産発生率は県内の普通法人3万7347件と、23年度の倒産件数92件を基に算出した。

© 福島民友新聞株式会社