スウェーデン人MFがJリーグ移籍へ「日本語を勉強中」と今夏退団発表

Jリーグフラッグ 写真:Getty Images

デンマーク3部ニュークビンFCは今月6日、MFヴィクトル・クリスティアンソンがJリーグ移籍を視野に退団したと公式発表。同選手は浦和レッズ所属FWオラ・ソルバッケンの移籍先候補に挙がっているスウェーデン1部マルメFF出身だ。

現在26歳のクリスティアンソンは、身長190cm近くの守備的MF。母国スウェーデンの強豪マルメFFでトップチーム昇格を果たせず、2018年1月以降はスウェーデンのベーナムー、デンマークのBKフレムと渡り歩き、2020/21シーズンからニュークビンFCに在籍していた。

そのニュークビンFCでは、加入1年目から主力選手として活躍。2022/23シーズンの2部残留プレーオフで10試合中7試合ベンチ外と、一時厳しい立場に置かれたが、2023/24シーズンはチームの3部降格もありリーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場。ただ、2部昇格プレーオフではほぼ全試合でメンバー外だった。

ニュークビンFCは7日、クリスティアンソンの今後について「クリスティアンソンは日本のクラブとの契約を勝ち取りたいと考えており、我々は本人の意思を尊重する」と公式サイトを通じて発表。「ここで4シーズンにわたり素晴らしい活躍をした彼に感謝したい。試合中も練習中も常に100%のパフォーマンスを発揮していた」と、クラブへの貢献度も評価している。

またスウェーデンメディア『fotbolldirekt』は「クリスティアンソンにとって、日本へ行くことは長年の夢だ。今は日本語と日本文化を勉強している。ニュークビンFCの監督も『彼の夢は彼女と一緒に日本に住みながら、サッカーをすることだ』と、クラブの公式インタビューで語っていた」と綴っている。

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