戦列復帰のクリスタプス・ポルジンギス、20得点の活躍でファイナル先勝に貢献「アドレナリンが血管を駆け巡った」

ボストン・セルティックスは、日本時間6月7日(現地6日)に本拠地TDガーデンで行われたNBAファイナル第1戦でダラス・マーベリックスを107-89で下し、シリーズ先勝を飾った。戦列を離れていたクリスタプス・ポルジンギスが復帰して大活躍。本人も充実感を覗かせている。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が伝えた。

プレイオフ1回戦でマイアミ・ヒート、カンファレンス準決勝でクリーブランド・キャバリアーズ、カンファレンス決勝でインディアナ・ペイサーズを破り、通算23回目のNBAファイナル進出を果たしたセルティックス。対戦相手はルカ・ドンチッチとカイリー・アービングの強力ガードコンビを擁するマブズとなった。

この試合、右ふくらはぎの肉離れにより4月29日(同28日)のプレイオフ1回戦第4戦後は欠場が続いていたポルジンギスが第1クォーター残り7分17秒にアル・ホーフォードに代わって登場。2019~22年に在籍した古巣マブズ相手に、第1クォーターだけで11得点、3リバウンド、2ブロックの好スタートを切った。

エースのジェイソン・テイタムは16得点にとどまったが、ジェイレン・ブラウンがチームトップの22得点、ポルジンギスも21分間のプレイで20得点(フィールドゴール8/13、3ポイント2/4、フリースロー2/4)、6リバウンド、3ブロックの活躍を見せ、107-89で勝利した。

ブラウンは「クリスタプスは素晴らしいゲームをしてくれた」とポルジンギスを称賛。ポルジンギス本人も「あのような(ファンの)声援を受けることができてアドレナリンが血管を駆け巡り、それが間違いなく助けになった。長期離脱は理想的ではなかったけど、復帰するこの瞬間のために精神的に準備できることはすべてやった」と語り、「自分は良い選手だと自信がついた夜だった。完璧ではないかもしれないけど、かなり良い選手だし、間違いなくチームに貢献できる」と自信を覗かせた。

セルティックスは6月10日(同9日)、本拠地TDガーデンでNBAファイナル第2戦を戦う。

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