トヨタ「シエンタ」が一部改良。スマホと繋がるコネクティッド装備充実でホンダ「フリード」に対抗!

トヨタは2024年5月20日、小型ミニバン「シエンタ」を一部改良し、同日より発売しました。

シエンタの一部改良モデルの価格(消費税込)は199万5200円から323万4600円です。

本記事では今回の変更点をはじめ、同車種のスペックや価格などの基本情報をあますことなくお伝えします。

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【トヨタ・シエンタの歴史】現行型は7年ぶりのフルモデルチェンジで2022年に発売

シエンタは2003年に初代モデルがデビュー。日本国内の道路事情にマッチした5ナンバーサイズの小型ミニバンとして開発されました。

シエンタは5ナンバーサイズでありながら7人乗りの3列シートを配し、クラスを超えたゆとりのある室内空間を確保。また、小型の利点を生かした取り回しのしやすさで、デビューから現在まで大きな支持を得ています。

現行型は3代目で2022年8月に登場。7年ぶりのフルモデルチェンジを果たし、先代の丸みを帯びたフォルムから、四角くて丸い「シカクマルシルエット」へイメージも一新。より親しみやすいスタイルとなっています。

また、室内に目を向けると、ドアポケットやドリンクホルダーなど、各所に設けられた様々な収納スペースにピクトグラムのサインを配するなど、使いやすさにこだわった設計が施されているのも特徴です。

パワートレインは先代と同じ1.5Lのガソリンと1.5Lハイブリッドのラインナップですが、現行型へのフルモデルチェンジ時に全面刷新。燃費性能についてハイブリッドで比較すると、先代がWLTCモード燃費で22.8km/リットルであったのに対し、現行型は「28.2km/リットル~」と大幅に向上しています。

そして、駆動方式はガソリンにFF、ハイブリッドにFFとAWDを用意。ハイブリッドのAWDには電気式四輪駆動「E-Four」の採用により、降雪時や降雨時でも安心してドライブが楽しめます。

グレード展開としては、エントリーモデルの「X」、スタンダードモデルの「G」、最上位モデルの「Z」をガソリンとハイブリッドに設定。また、5人乗りタイプ(2列シート)と7人乗りタイプ(3列シート)より選択可能で、家族構成や使用用途、予算などにマッチしたモデルを選ぶことができます。

出所:トヨタ自動車株式会社「シエンタ」
出所:トヨタ自動車株式会社「シエンタ」
出所:トヨタ自動車株式会社「シエンタ」
出所:トヨタ自動車株式会社「シエンタ」
出所:トヨタ自動車株式会社「シエンタ」

新型シエンタ、スマホを車のキーとして使える「デジタルキー」などコネクティッド装備が充実

今回の一部改良では、専用アプリをインストールする事でスマホが車のキーとして使える「デジタルキー」のオプション設定や、「Z」に「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」が標準装備されるなど、コネクティッド装備の充実が図られているのが特徴です。

また、「Z」と「G」には「パノラミックビューモニター」、「X」のガソリンに「スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)&スタートシステム」が標準装備され、装備の充実が図られています。

この他、ハイブリッドにドアと窓を閉じたまま電源コードを車外に出すことが可能な「外部給電アタッチメント」がメーカーオプションとして設定され、非常時の電源供給源として使用できるようになりました。

さらに販売店装着オプションとして、2種類の照明を備えた「クリーンシーリングライト(ナノイーX搭載)」が、トヨタ車で初めて設定されたのもトピックスです。

ボディーカラーでは、定番の白であるホワイトパールクリスタルシャインが廃止され、プラチナホワイトパールマイカへと変更。イメージカラーのアーバンカーキには、ルーフ部分がダークグレーとなるツートンカラーが「Z」と「G」に新設定され、シエンタの「シカクマルシルエット」がより映えるカラーへと変更されています。

まとめにかえて

いかがだったでしょうか?

今回は2024年5月20日に一部改良が行われた小型ミニバン「シエンタ」の基本情報や改良点をご紹介してきました。

5月上旬に新型モデルの情報が先行公開され、6月に発売されるホンダのフリードとの販売競争が激化しそうです。

小型ミニバンに興味のある方はぜひ注目してみてください。

参考資料

  • トヨタ自動車株式会社「シエンタを一部改良」

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