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恒例の景能祭が5月12日、円蔵神明大神宮境内で開催された。
平安時代末期から鎌倉時代にかけて円蔵一帯を統治した大庭景能(かげよし)(景義)公をしのぶ祭りとして2002年から始まった同祭。今回も行列では「エイエイオー」の掛け声のもと、茅ヶ崎市無形文化財の円蔵祭囃子を先頭に参加者約50人が円蔵地区内を約1時間かけて練り歩いた。また、境内ではエキストラで参加した住民も交えて奉納演劇を実施。今年は主役の景能公役を初めて地元住民から小室智子さんが演じ、会場を沸かせていた。加えて、円蔵地区の歴史に詳しい小室正明さんが景能公をテーマに講義を行った。
同実行委員会事務局長の古知屋智彦さんは「来年も多くの地元の方に参加してもらい、円蔵をもっと盛り上げていきたい」と喜びを口にした。