フリマサイトで購入した蓄音機。それは偶然にも、戦前に祖母が愛用していたものだった!運命の再会に「おかえりなさい」と2.1万人が感動

戦前の暮らしを求め、レトロなアイテムを集めている梅園眞澄さん(@Masumi_8620)。あるとき、フリマサイトで購入した蓄音機が、偶然にも昔おばあちゃんが愛用していたものと発覚!運命的な再会に「おかえりなさい」と2.1万人が感動しました。

梅園眞澄さんのX

戦前の蓄音機

戦前の暮らしを求め、レトロなアイテムを集めている梅園眞澄さん。

93歳のおばあちゃんとの会話で、おばあちゃんが昔使っていた蓄音機の話になりました。

「蓄音機の左側の飾りの木枠を曲げてしまった」と、覚えているおばあちゃん。しかしその蓄音機は、戦後の金策のため、泣く泣く手離してしまったのだそう。

梅園さんは、一年前にフリマサイトで購入した蓄音機と特徴が似ていると感じ、「まさかとは思うけど…」と写真を見せることに。すると、おばあちゃんは「これじゃ!間違いない!」と言ったのです。

この運命的な再会に、Xでは「運命というか必然だったのかもしれませんね」「帰ってきたかったんだ」「おかえりなさいと言ってあげたいですね」と多くの人が感動し、2.1万件ものいいねが集まりました。

梅園さんにお話をうかがいます。

運命の再会

購入した蓄音機が、おばあちゃんが昔持っていたものとわかったとき、梅園さんはどんなお気持ちでしたか?

「祖母が蓄音機の写真を見て『間違いない』と言ったとき、最初は『さすがに思い違いだろう』と疑っていました。ですが、祖母は記憶力がよく、冗談や嘘を言うような人ではないのと同時に、この蓄音機の機構や使い方を言い当てたんです。ますます現実味を帯びてきて、確信へと変わり、『こんな奇跡があるものなのか』と喜びと興奮がふつふつと湧き上がってきました」

おばあちゃんの思い入れのある蓄音機。まさか長い年月を経て梅園さんが手にするとは、誰しもが予想できなかったことでしょう。

おばあちゃんと蓄音機

その後、おばあちゃんと蓄音機は再会できたのでしょうか?

「現在、私と祖母はそれぞれ別の市で離れて暮らしております。写真を見せた数週間後、私の家で、祖母と蓄音機は対面することができました。ですが、『これも何かのご縁だから、あんたが持っていなさい』と祖母に言われ、私が所有することになりました」

お孫さん思いの、優しいおばあちゃんですね。お孫さんが蓄音機を大切に使ってくれているとわかって、おばあちゃんもうれしかったはずです。

反響について

投稿には、2.1万件と多くの反響が集まっていますが、ご覧になっていかがでしたか?

「正直、ここまで反響を呼んだことに驚きを隠しきれません。ですがこれを機に、ぜひとも皆さんも私と同じように、身近なものに注目していただき、その歴史や背景などに思いをはせてもらいたいです。きっとそこには驚きや新たな発見があると思います」

何十年ものときを経て、偶然にもお孫さんへと受け継がれていった蓄音機。ものを大切に扱う梅園さんだからこそ、おばあちゃんとの再会も可能にしたのでしょう。貴重な蓄音機を、今後も長く愛していってくださいね。

取材協力:梅園眞澄さん(@Masumi_8620)

梅園眞澄さんのX

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※記事内容でご紹介しているリンク先は、削除される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

© 株式会社ベネッセコーポレーション