渋野日向子がボギーなしの11位と好発進 苦手ポアナ芝〝攻略〟に解説者「読み切っている」

渋野日向子(ロイター=USA TODAY Sports)

米女子ゴルフツアー「ショップライト・クラシック」初日(7日=日本時間8日、ニュージャージー州ギャロウェーのシービュー・ベイコース=パー71)、渋野日向子(25=サントリー)は5バーディー、ボギーなしの66で回り、首位と5打差の5アンダーで11位と好発進した。

前週のメジャー「全米女子オープン」で2位となった勢いをキープ。安定したショットでチャンスに付けると、微妙な距離のパットを次々に沈めた。渋野は「今日はむちゃくちゃなミスがなかったので、このスコアで回れてよかったかな」と振り返り、苦手のポアナ芝を攻略したことに「残りの6ホールは打ち切れないことも多かったのでもったいないと思ったんですけど、しっかり〝お先に〟できるくらいの距離には寄せられていたのでまだ良かった」と語った。

試合を中継した「WOWOW」で解説を務めた国内ツアー9勝の諸見里しのぶ(ダイキン工業)は渋野について「ポアナも読み切って打ち切れている」と苦手克服を主張。その上で「強みを見せてくれた場面も多かったので、明日、ビッグスコアを期待したいですね」と語っていた。

畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が65をマークし日本勢トップの4位。古江彩佳(富士通)、西郷真央(島津製作所)、西村優菜(スターツ)が67の17位とし、前週「全米――」を制した笹生優花は69の51位スタートとなった。

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