ホワイトソックス遂に連敗脱出 エースのクローシェが6回10Kの好投

【レッドソックス2-7ホワイトソックス】@ギャランティードレイト・フィールド

日本時間6月8日、14連敗中だったホワイトソックスが遂に連敗から脱出した。エース左腕のギャレット・クローシェが6回2失点10奪三振の好投で試合を作ると、打線も奮起。ルイス・ロバートJr.の先制弾、6回に飛び出したギャビン・シーツとアンドリュー・ボーンの連続本塁打を含む3本塁打で7得点。クローシェの後を受けた新人右腕ジョナサン・キャノンは3回無失点の完璧なリリーフを見せ、キャリア初セーブを記録。クローシェの6勝目(5敗)を守った。一方、4失点を喫したレッドソックス先発クーパー・クリスウェルに3敗目(3勝)が付いた。

ホワイトソックスが長いトンネルを抜けた。初回にロバートJr.の本塁打で先制したものの、ホワイトソックスは3回にエラー絡みで逆転を許してしまう。投手のクローシェが投手ゴロの処理を誤り、悪送球によって一塁走者が還ってまず1点。さらに一死3塁の状況で、クローシェはランナーのいない一塁に牽制を投じてしまい、その隙に三塁走者ジャレン・デュランが本塁を陥れて本盗に成功した。不用意な失点で連敗脱出に暗雲立ち込める雰囲気だったが、ホワイトソックスはここから逆転してみせた。

4回に6番ポール・デヨングがタイムリーを放ってまず同点、続く7番オスカー・コラスもタイムリーで2点を勝ち越し、4対2とリードを奪う。続く6回には4番シーツと5番ボーンが連続ソロ本塁打でリードを6対2に拡大。さらに8回にもデヨングがダメ押しのタイムリー二塁打を打って連敗脱出を後押しした。

3回の2失点以外は完璧な内容だったクローシェには十分な援護だった。クローシェは最終的に6回2失点10奪三振という圧巻の投球。今季4度目の2桁奪三振を記録し、防御率を3.33に下げている。クローシェはホワイトソックスがこの連敗前に最後の勝利を挙げたときの先発投手であり、5月のホワイトソックスが挙げた10勝の内、5勝はクローシェに付いたもの。クローシェは、今日の10奪三振でア・リーグの奪三振ランキング1位(103個)に躍り出た。連敗を止めたペドロ・グリフォル監督は「選手たちを本当に誇りに思う。この数週間は本当に大変だった」と選手を労った。

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