「コンテナ全部開けちゃいました」(NHK総合、2025年5月22日放送)を観ていたら、ものすごく気になるレシピに出会ってしまいました。
日本からハワイ・ホノルル港へ輸出されるコンテナの中にぎっしり詰まれていたのは、「海苔ふりかけ」。戦前に、ハワイに移住した日本人が広めたそうですが、現地ではご飯にかける以外の使い方が多いそうで、ポキ丼のトッピングなど、ローカルフードとして根付いているそうです。
甘さと塩気の組み合わせが...!
で、私が気になったのは、「アイスクリーム」と「ポップコーン」に使うというレシピ。
特に、はちみつ味のアイスに混ぜ合わせ、ぶぶあられをトッピングするというアイデアには、興味津々です。「甘さと塩気の組み合わせが最高」と現地の人は言っていましたが、「海苔ふりかけ」ですよ!?想像できない!
で、さっそく試してみました!まずは一気に気温が高くなってきたこの時期に食べたい、アイスクリームバージョンに挑戦♪
私の感想は、「これはイケる」。バニラの濃厚な甘さの中にフワッと香る磯の香り、そして程よい塩味が絶妙で、ぶぶあられのカリカリとした食感も楽しい♪夫も「これはクセになるかもね」と言っていました。
が、子どもたちの反応は......。「美味しいけど、普通のままのバニラがいい」でした。
あ、そう......。
しかし、これは!と、思った私と夫は、その後、「のりたま」と「のり茶漬けのもと」でも試してみました。イケました(笑)。
夫婦の結論として、「この組み合わせは酒飲みに合うんじゃないか?」ということで収まりました(サンプルが少なすぎて参考にはなりませんが)。
調べてみると、「納豆」「ラー油」「カレー粉」「柿ピー」など、色んなトッピングでアイスを楽しんでいる人が多いようですね。いやあ、皆さん、食への探究心が素晴らしい!
「ハリケーンポップコーン」作ってみました!
ということで、お次はポップコーン!
バター風味のポップコーン+あられ+たっぷりの海苔ふりかけ=ハリケーンポップコーン。
ハワイでは定番らしいですよ。日本人として、なんだか嬉しくなります。
5時間目の授業を終え、腹ペコで学校から帰ってきた息子(7)と一緒に作りました。
大きめのビニール袋に材料を入れていきます。
ポップコーンは、レンジから出したてのあっつあつ状態だとビニール袋が溶けて穴が開いてしまうので、要注意です。少し冷ましてからにするか、耐熱性の保存袋を使った方が安心かも。
これは、うまいです!老若男女、誰にでもウケそうな味で、しかも止まらなくなるやつです。
むさぼるように食べていた子どもたち(食べる時は娘(11)も参戦)ですが、完食した後、声を揃えて「めっちゃお腹いっぱいになった......」と。あられが入っている分、かなり食べ応えあります。
ポテチの「のり塩味」っぽいのかな......?と想像していたものの、それともちょっと違うんですよ。バターと海苔ふりかけが、地味目なポップコーンを主役級に一気に押し上げています。
そして「あられ」の絶妙な存在感。最初は「あられ、いるかな?」と思っていたのですが、脇役ながら、時々現れては「味変」という役目をバッチリと果たしています。あられの活躍でお腹いっぱいなのについ手が伸びてしまう「無限ループ」が完成するわけです。
そうか、ハワイの人たちはこれを食べているのね......と、常夏の地に思いを馳せつつ、一気に梅雨めいてきた東京の空を眺めながらいただきましたよ。
ハワイの海と空というスパイスがあったら、さらに美味しいんだろうな。
筆者:フリーランスライター ピノコ
2児の母。美味しいお酒とおつまみレシピ、そして子供も大人も一緒に楽しめるレシピを日々探求しています。特技は英語、英会話。趣味は水泳、海外ドラマとドキュメンタリー鑑賞。