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【石垣】メキシコ原産のハナチョウジ(花丁字)が石垣市役所敷地内で、鮮やかな真っ赤な花を咲かせている。長さ2.5~3センチの筒状の花を無数に付ける。幼い頃、花をちぎって、甘い蜜を吸って遊んだ思い出のある人も多いだろう。
花は年中咲くが、特に初夏のころが一段と美しい。ゴマノハグサ科の常緑小低木で、高さは1.5メートルくらいになる。葉は退化し、緑の枝を茂らせ、朱赤色の花が垂れ下がるようにして咲くのが特徴だ。
同市真栄里公民館の敷地内ではヒオウギが開花している。6枚の花弁からなり、花径は約6センチ。オレンジ色に赤い斑点をちりばめた優雅な花が印象だ。アヤメ科の多年草。葉は長く、扇状に広がる。平安時代の宮廷人が使った檜(ひのき)の薄い板で作った檜扇(ひおうぎ)に似ているのが名前の由来。落花後、黒い光沢のある径4ミリほどの丸い実を付ける。熟すると裂け、種子が弾ける。(南風原英和通信員)
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