中森明菜、高額ディナーショーの裏で事務所の“業界感覚”のなさが復活のネックに

“昭和の歌姫”中森明菜を巡って、音楽番組担当者が表情を曇らせているという。

明菜といえば、2015年1月に放送されたNHKの音楽特番に出演して以降、地上波番組出演を完全封印し、人前に姿を見せたのは2017年12月のディナーショーが最後。しかし、昨年には代表曲の一つ「北ウイング」をセルフカバーした楽曲をリリースし、近影が公開されるなど、いよいよ“完全復活秒読み”の気配も漂っていた。

しかし、ここにきて“ネック”となる存在がささやかれ始めている。さるテレビ関係者が明かす。

「明菜争奪戦では日本テレビが一歩リードしていると見られており、実際、彼女の大ファンだという有働由美子がMCを務める『with MUSIC』が復帰舞台になると目されていました。しかし、明菜の個人事務所社長を務める“元カレの姉”をはじめ、スタッフ内に“業界感覚”を持っている人物がいない。そのため、出演交渉においてはギャラに相当の開きがあっただけなく、セットや演出についても事細かな条件を提示されたといい、日テレも断念するほかなかったといいます」

明菜は7月13日の誕生日前後の3日間でファンイベントを開催。食事や歌声を楽しむディナーショー形式の予定となっている。

「チケットは税込みで7万8430円とかなりな強気な値段設定。それでも、申し込みが殺到したのですから、今の明菜にはそれだけの価値があると踏んだ事務所の判断に間違いはなかったと言えます。しかし、コアなファン相手であればそれで良くても、一般視聴者相手の音楽番組でも同じ感覚でいられると、手を挙げる局はなかなか出て来ないのではないか」(前出・テレビ関係者)

5月24日から再放送されている『古畑任三郎』(フジテレビ系)では、初回の犯人役として明菜がゲスト出演。Xで大反響を巻き起こしたものだった。

多くのファンが待ち望む明菜の完全復活は近いのか、遠いのか……。

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